相談事例Q&A

　個人所有の住宅用宅地を法人所有の駐車場用地（地目は雑種地）と交換し、しばらくは駐車場のままにしておく予定です。固定資産の交換特例の他の要件は満たしていますが、「譲渡前後の同一の用途」要件に該当するかどうかお尋ねします。

　固定資産の交換特例の「同一の用途に供したかどうかの要件」は地目ではなく利用状況により判定します。しばらく雑種地にしておく予定であっても、いつでも建物の建築が可能な状態であるなら、当該交換の特例上の用途は「宅地」として取り扱われます。質問の駐車場用地が、建物の建築可能な状態であれば、固定資産の交換特例の適用要件の一つである、「交換取得資産を譲渡直前の用途と同一の用途に供した」に該当するものと考えます。

所得税法　第５８条　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　所得税基本通達　５８－６　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　法人税法　第５０条　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　法人税基本通達　１０－６－７